2019.09.30
ベジタリアンやビーガンと栄養
現在、世界中で地球環境保護(※)の目的や、動物たちの命を尊重するため、また健康のためにベジタリアンやビーガンになる方が多くなってきています。
(※500g のお肉を生産するのに10,000リットルの水が使われ、牛肉を生産するのに使う石油は野菜・米と比べて16倍、また過去40年間で南米の40%の熱帯雨林が家畜のために破壊されています)
ちなみに
ベジタリアンは「菜食主義者」という意味で
乳製品&菜食の 「ラクト・ベジタリアン」
乳製品&卵&菜食の 「ラクト・オボ・ベジタリアン」
乳製品&卵+魚を食べる 「ペスコ・ベジタリアン」 などのカテゴリーがあります。
そしてビーガン(ヴィーガン)はベジタリアンの中でも、動物性食品を一切口にしない、「完全菜食主義者」です。
日本で言うと仏教のお寺などで食べられている精進料理がビーガン料理に該当します。
ちなみに、植物自体も殺さない、木になる果物や木の実、また野菜のトマトやキュウリなどを食べる「フルータリアン」
というカテゴリーもあります。
【ベジタリアンのメリット】
・ダイエット効果
・食費が安くなる
・心が安定する
・肌や髪の状態が良くなる
・消化にエネルギーを使わないで済むから疲れにくい
などがあると言われています(個人差があります)
【デメリット:必須栄養素が不足しがち】
厚生労働省の示す日本人の食事摂取基準によると
1日に成人女性はたんぱく質を50グラム(男性は60グラム)とされています(「日本人の食事摂取基準」厚生労働省,2015年版)。
たんぱく質50gを野菜だけで摂取するには
・乾燥大豆で140g (水煮大豆だと390g)
・枝豆で430g
・ブロッコリーで1160g
・そば(乾燥)で360g
・もめん豆腐なら2丁(700g)
摂取する必要があります。
また神経・血液細胞を健康に保ち、DNAの生成を助けるのに欠かせない栄養素である
「ビタミンB12」は魚介類・レバーのみに含まれており、ベジタリアンの方はどうしても不足してしまいます。
不足によって、悪性貧血、精神障害、睡眠障害、食欲不振などの症状を引き起こすと言われているので注意が必要です。
そのほか、鉄分や亜鉛・カルシウムなどのミネラルも不足しがちと言われていますので、栄養のバランスを見ながら、意識的に食べるものを選んでいく必要があります。
【ベジタリアンの倫理的な意義】
日本では1年間に、牛は120万頭、豚は1,627万頭、鶏は約7億羽 食べられていると言われています。
地球環境の保護の観点、またコンクリートの床で、非常に狭いスペースで飼われ檻につながれるなど、劣悪な飼育環境で育てられ、人間の都合で生かされ、殺される、ということを思うと、肉食は減らしていくのが望ましいと個人的には思います。
以上
近年は少しずつ、ベジタリアン向けのお店なども増えてきていますね。訪日観光客が増えてきている中、ますますニーズは高まっていくことでしょう。
スタジオのある西荻窪では「米の子」komenoko.com/ さんが玄米菜食のお店でベジタリアン・ヴィーガンの方にも安心なお店です。
大切な自分の体のためということはもちろんですが、かけがえのない地球のことも考えながら、一回一回の食事をありがたくいただきたいと思います。
ではでは
Kota
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