2021.02.14
【代表ブログ Kota’s column】昨晩の地震から感じる今の感染症対策について
昨晩の福島・宮城の震度6強の地震は東京でも震度4の揺れが感じられたほど大きなものでした。久しぶりの大きな揺れを経験して、2011年の東日本大震災のことを思い出しました。
あの震災後、「防災より減災」の重要性が知られるようになりました
防災とは▶︎災害による被害をゼロに
災害による被害をできるだけ「ゼロ」に近づけるため、あらかじめ想定した被害に対するさまざまな取り組みを行なうこと。
減災とは▶︎災害による被害を最小限に
「災害、または災害による被害は生じるもの」という考えを前提とし、その被害を最小限に抑えるために備える事前対策
「防災」だけで災害の被害をなくそうとする場合、
災害を想定して、堤防や避難所などの施設を建設。ただ想定を超えた場合の被害はとてつもなく大きくなる。
可能な限り最悪の事態を想定して自然の力(外力)に対抗しようと施設を建設すること(津波に備えて高さ100mの堤防を沿岸部に建設するなど)は財政面からも自然環境の面からも現実的ではない。
「減災」は
家具の固定や、備蓄品の準備、避難所の確認や避難訓練などの日ごろからの備え、家族での防災会議、また地域・コミュニティ(隣近所や町内会、自治会)とのつながりを大切にしていくということです。
東日本大震災での、釜石東中学校と鵜住居小学校の児童・生徒、約570名が、地震発生と同時に迅速に避難し、押し寄せる津波から全員生き延びることができたという『釜石の奇跡』はまさに「減災」の大切さをあらわしています。
小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない
「想定外」を生き抜く力
今世界中で騒がれている感染症についても、
感染をゼロにすることを目的とした、マスクやワクチン、ロックダウンやクラスター対策、人と人が接触しない社会を作っていけば、今判明しているウイルスによる感染・被害は一時的に減らせるかもしれませんが、
殺菌除菌を行い、ウイルスに接触しなければしないほど私たちの免疫は弱くなっていくので、他の疾患や新興ウイルスに罹りやすいひ弱な身体、不健康な状態になっていきます。
またゼロを目指す対策を強めれば強めるほど経済や文化、人間らしい生活は破壊されていき、長期的に見ると、精神疾患の患者数増加や自殺者数の増加などに繋がります。
感染症対策においても大切なことは
「感染するもの」という考え方を前提とした「減災」的な考え方だと思います。
国家レベルで言えば、医療資源・病床数の確保や、最も亡くなる方が多い病院や老人施設の被害をいかに減らすかということに集中していくこと。
個人のレベルで言えば
「ウイルスが入ってきても大丈夫な身体作り」では無いでしょうか?
どうなると免疫力・抵抗力が低下するのかを知り、免疫システムを正常に保つ習慣づくりを一人ひとりが行っていくこと
また元気な人は普段通り生活をし、人々と接触することでウイルスや細菌に低容量感染して免疫を再起動(ブースター)させて、免疫を正常に保っていくこと。
長期的に見るならば、この「減災」的な考え方が、財政面でも人的被害でも最も被害が少なくなると思います。
この地球上にはわかっているだけでウイルスは3万種類以上が存在しています。
その全てを私たちの周りから排除しようとするのは無謀ですし、そもそも人類をはじめとして生物はウイルスの力を借りて、進化してきた歴史があるわけです(哺乳類の胎盤形成にウイルスが関与など)。
「今の感染対策は異常である」ことに気づく人が増えること
子どもへのマスク着用など、現状のおかしいことに声を上げる人が増えること
自分の意志でマスクを外す人が増えること
「減災的な行動」「抽象度の高い、長期的視点に立った行動」が出来る人が少しでも増えることを願っています
代表 竹村幸太
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